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Ayaka Sato

ピアノとキーボードどっちがいいか解説します!

更新日:2022年9月7日


「音楽教室に通いたい!」と思っているけれど、

【ピアノを持ってない】

【キーボードしか持ってない】方は意外にも多いものです。

もし、今から楽器を購入してはじめようと考えていらっしゃる方に


◆シニア世代におススメはどちらの楽器か?

◆ピアノとキーボードの違い


を解説したいと思います。

 

【結論】

シニアさんが始めるなら、キーボードをおすすめします。


 

【理由】

①指の力や手首の柔軟性などの身体的機能を問わずに、軽い力で音が出せる

②購入する場合、ピアノよりも安価で手に入る

③ピアノ以外の音色や多彩なリズムも楽しむことができる

主に①がシニア世代におすすめしたい理由です。

身体的な部分、というところですね。

②③については、世代は関係ありませんのでご自身の生活環境や経済状況によってご検討されるとよろしいと思います。

ということで、ひとつずつ解説をします。


 



①指の力や手首の柔軟性などの身体的機能を問わずに、軽い力で音が出せる!




年齢を重ねるごとに、身体の衰えを感じることは多くなるかと思います。

柔軟性や細やかな指の動きなど、昔と同じにいかないこともあるでしょう。

よい音を響かそう、音の粒をそろえよう。

と思うと、ピアノは指先だけでなく、腕にも力が入りますし結構身体を使います。

ですが、キーボードでしたら、いつどのように弾いても安定したきれいな音を出すことができます。

もちろん曲にもよりますが、導入期の段階では指先だけの軽い力ですぐに演奏が楽しめることは魅力だと思います。



 

②購入する場合、ピアノよりも安価で手に入る




ピアノがもともと自宅にある場合は、調律代だけですぐに演奏できますが

何もない方がピアノを購入しようとする場合、かなりの高額な費用がかかります。

どんなに安いものでも数十万円~なので、気楽にポン!とは出しにくいでしょう。

それに比べ、キーボードは安価なものだと、音の質を問わなければ数千円から購入することができます。

ただ、安価なキーボードを購入する際の注意点として、「音色」「機能」に大きな違いがあります。

ピアノの音が「ピアノ」の音にきちんと聞こえるか。(電子音みたいでないか?)

弾いた時のタッチはどんなものか?鍵盤はペコペコしてないか?

(タッチレスポンスという細やかな音の表現ができる機能があるか?)

エレクトーン奏者でもある私佐藤は、ここは気になるところです。

もちろん、音が出ればいい。というならばどんなものでもよいとは思いますが、

それなりの「質」を求めるのであれば、せめて2万円~位のものを検討したらよいと思います。ヤマハ・カシオなどの有名なメーカーも安価で多機能の製品が結構あります。

ピアノとの金額の差は一目瞭然ですね。手を出しやすい現実的な金額だと思います。

 

③ピアノ以外の音色や多彩なリズムも楽しむことができる。



ピアノは、1音色(ピアノの音)のみを楽しむことができます。

リズム機能や他の音色はありません。

一方、キーボードでは本当にたくさんの音色やリズム、デモ演奏、移調機能(トランスポーズ)、メトロノーム、音色の組み合わせなど、多彩な機能を持ち合わせていることが多いです。

キーボードの種類にもよりますが、大体上記の内容は標準装備されているように思います。

例えば、ストリングスの音で(弦楽器)でクラシックを弾いたり

オルガンの音色で、ロックやジャズを弾いたり

ブラス(管楽器)の音でラテンを弾いたり など、音色に合わせたリズムも豊富ですから

リズムを付けた演奏(エレクトーンのようですね)も楽しめます。

リズムだけを流しながら、体を動かす!なんて使い方も面白いですよ。

(私は幼児さんのレッスンの時に、ラテンの曲をかけてノリノリで踊ったりもしました笑)

自分次第で、様々な楽しみ方ができるので多彩なキーボードはおすすめです。

ただし、キーボードはもともとある楽器の音を再現しているにすぎません。

ピアノには「ピアノの音」がありますが、キーボードにはそれはありません。

(シンセサイザーなどで音色を作成すれば電子音色を作ることはできますが)

電源を使用しないピアノの生音の良さというのもお忘れなきよう!

ということで、以上がシニア世代にキーボードをおすすめする理由でした。

次に、ピアノとキーボードの違いについて、表でまとめましたのでご一読ください。




 

ピアノもキーボードもそれぞれに、素敵な特徴を持っておりどちらが優れているというものではありません。

ご自身の生活環境や、心身の状態に合わせて楽器を選び、心から音楽を楽しむことが何より大切だと思います。


ご参考になれば幸いです。



さとうあやか

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