今日は赤ちゃんに最適な音の環境について書いてみます。
赤ちゃんの聴こえ方ってどんな感じ?
静かにした方がいいってきくけどなんで?
こんな疑問をお持ちの方におススメの内容です。
赤ちゃんってどのくらい音が聞こえてる?
①音の伝わりやすさ
生後6か月頃には大人より少し大きな音(10db)にするくらいで伝わる。
②周波数(音の高さ)
生後6か月には大人と変わらないくらい周波数の変化に反応する。
③音の強さ
新生児でも大人と同じように音の強さに反応する。
④音のタイミング(後々、リズムを感じとること)
新生児でも大人と同じ位正確に音の途切れる瞬間に反応した。
生後6か月頃までに、聴くための基本的な仕組みができ、働き始めます。
一見して大人と変わらないじゃん!と思ってしまいますが、
日常生活の中で大人と同じように音や声を聴きとっているかというと・・・
そうではありません。
大人の聴き方と赤ちゃんの聴き方の違い
【大人】
大人は音を聴き分けて必要な情報だけを取り入れることができます。
これは、大勢の人の話し声の中から自分に関係のある言葉を聞き取ることができる、カクテルパーティー現象と言います。
Wikipediaより
【赤ちゃん】
ところが赤ちゃんは大人と違い、必要な音を選んできくことが上手にできません。
つまり周りの「すべての音」を聴いている状態です。
周囲の人の声やさまざまな雑音の中から誰か一人の話し声を聞き取ったり自分を呼ぶ声に気づいたりすることができません。
これは赤ちゃんや子どもの聴こえ方の性質なのです。
想像してみてください・・すべての音が頭の中に飛び込んでくること。ちょっと辛いですよね。
生後10ヵ月から1歳位になると
「聞こえてる」状態から意識的に音を聞くことができるようになります。
つまり、生まれたばかりからしばらくの間は、
音の環境に配慮してあげられると良いと思います。
ガチャガチャ色んな音が一度になっているような状況とかね。
しかし、あまりにも配慮しすぎて無音・・となるとまた別の問題が生じます。
いい塩梅でね。
まとめると、乳幼児期は聴覚的感受性(音の強さに対する聴覚の感受性を指し、聴力といいます)の育つ時期です。
周囲の音に耳を澄ますことのできる音環境作りが望まれます。
美しい音を聴かせてあげたいですね。
ということで、今日はこのへんで。
参考:乳幼児の音楽表現 中央法規
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